お性根入れ 9月21日
お仏壇やお墓への「お性根入れ」や「お性根抜き」は必要でしょうか?

お坊さんになってしばらくのこと、ご門徒さんよりお電話で、『お仏壇のお性根入れしていただけませんか?』との依頼がありました。最初その言葉を聞いたとき、『播州では竹刀か木刀かなにかで、ビシバシ性根を入れたりするのかと!なんとおトロチイところに来てしまったかと…😰』
「お勤めをちゃんとしておかないと! ちゃんとお勤めをしてもらってお性根(魂)を入れておかなければ…はたまた、お性根を抜いておかなければ…」 何かしら禍いのようなことが起こるかもしれないという恐れのようなものが、心の底におありなのでしょうか…祟(たた)りのような…
浄土真宗では『お性根入れ』『お性根抜き』はたまた『入魂』という言葉はつかいません。
ご門徒さまがご縁あって求められたものは間違いなく“お仏壇”で、その姿は私たちのご先祖がお参りになった仏さまの世界・極楽浄土の姿を形に示されたものです。そしてその中心にいらっしゃるのは私たちを必ず救ってくださる阿弥陀如来という仏さまです。決して私たちに災いをもたらすような存在ではありません。
ですから、新しくお仏壇やご本尊をお迎えしたときは、新たに仏さまをお迎えしたことを慶び感謝する「入仏(にゅうぶつ)式」という法要をお勤めします。また、お仏壇を買い替えるとき、墓じまいする時、お引越しや、お洗濯でお仏壇を一時移動するときは、阿弥陀さまにしばらくお暇(おいとま)を頂きますという「遷仏(せんぶつ)式」という法要をお勤めいたします。南無阿弥陀佛 合掌

追伸、お性根を入れたりしないといけないのは、私のダレダレの根性でございます💦


